「iPhone 5s」ライトユーザーに最適なSIMフリー端末
「スマホは使いたいけど料金が気になる」、「スマホはそんなにヘビーには使わないけど、無いと困る」という人は意外と多いのではないでしょうか。今回は、そんなライトユーザーの方でも安心して使えるSIMフリー端末「iPhone 5s」について詳しく解説していきます。
そもそもSIMフリー端末とは何か?
SIMフリー端末というワードを耳にする機会がここ数年増えてきました。携帯大手3キャリア(docomo、au、SoftBank)が販売するほとんどの端末は、例えばdocomoであればdocomoのSIMカードでしか使えないような仕様になっており、仮にSoftBankのSIMカードを差しても使用することはできません。これを「SIMロック」といいます。SIMフリー端末とは、このようなSIMロックによるキャリアの制限がなく、他のキャリアであってもSIMカードを差し替えて使用可能な状態の端末のことをいいます。
SIMフリー端末を利用するメリット
SIMフリー端末をMVNOで利用する最大のメリットは、月額料金を安く抑えることができるという点です。国内大手3キャリアのスマホ利用料金は、データ容量が少ないプランでも6,000〜8,000円程度が相場となっています。それに対し、いわゆる「格安SIM」を提供しているMVNOの中には月額1,000円を切る価格のものも存在しています。
「スマートフォンは無いと困るけど、それほどヘビーな使い方をしない」という人も少なくありません。自宅ではWiFiへ接続し、外出先でも通話やLINE、TwitterなどのSNSを時々利用する程度であれば、SIMフリー端末をMVNOで利用するという方法がおすすめです。SIMフリー端末の場合、キャリアを問わず自由に乗り換えることができるため、常に最適な料金プランを見直すことができます。
おすすめのSIMフリー端末は?
スマートフォンの王道といえば、やはりiPhoneです。しかし、「iPhoneは端末が高い」と思っている人も多いのではないでしょうか。確かに最新機種や1世代前の型落ち端末は高額です。しかし、利用用途が通話やネット閲覧、SNSなどの基本的なものであれば、必ずしも高スペックな端末が必要ということでもありません。
今回おすすめするSIMフリー端末は「iPhone 5s」です。2013年発売の端末ですが、未だに現役で使っている人も多く、根強い人気があります。端末価格の相場は2万円台後半ほどとなっており、比較的手軽な価格が魅力でもあります。
iPhone 5sを購入する際のポイント
iPhone 5sのSIMフリー端末には「国内版」と「海外版」の2種類があります。その名の通り海外で販売されている端末を国内に輸入してきたものが「海外版」です。実は海外の携帯電話を日本国内で利用する場合、本体に「技適マーク」というものが刻印・表示されているかを確認する必要があります。これは日本の「電波法」に照らし合わせ、その端末が法律で定められた基準をクリアしているということを証明しているものなのですが、技適マークが無い端末を使用すると電波法違反となる可能性があります。
国内版のiPhone 5s SIMフリー端末は問題ありませんが、海外版の購入を検討している人は事前に確認しておきましょう。
SIMフリー端末と白ロムの違いについて
これまで説明してきた通り、SIMフリー端末とは「SIMロックが解除された端末」のことをいいます。しかし、この他に混同しがちなのが「白ロム」という存在。白ロムとは、キャリアが販売している端末からSIMカードを抜いただけの状態を指します。SIMカードを抜いただけなので、当然のことながらSIMロックは解除されていません。そのため、docomo端末であればdocomo系のMVNOのSIMカード、au端末であればau系のSIMカード以外は利用することができないため注意が必要です。
「端末が壊れたので、キャリアはそのまま安く買い替えたい」という場合には良い選択かもしれませんが、今回ご紹介してきたように、MVNOを利用して月額料金を安く抑えるためには、SIMフリー端末を選ぶことがおすすめです。
スマートフォンが多くのユーザーに普及した今、ヘビーユーザーからライトユーザーまで利用スタイルは千差万別です。現在のスマホ利用料金が高いと感じている人は、SIMフリー端末を検討してみるのも良い選択肢かもしれません。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。